About Sumibiki
建築家が設計したホテルを、
建築から読む。
泊まることは、建築をいちばん長く見ることかもしれない。建築家が手がけたホテルを一軒ずつ訪ね、何を見るべきか、どんな技法でつくられているかを読み解くウェブマガジンです。
今号の一軒The Cover
東京ステーションホテル
赤煉瓦の駅舎に、泊まる。
東京駅の丸の内側に、辰野金吾が設計した長さ335mの赤煉瓦の駅舎が横たわる。その2階と3階が、1915年に開業したホテルである。重要文化財の駅舎の内側で一夜を過ごし、復原されたドームの下を行き交う人々を、客室の窓から見下ろす。
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In this issue
01 / 04
Columns.
建築技法のコラム
i.
木造
木を組む、木で建てる ― 日本の木造のいま
釘を使わずに木と木を組む伝統の技から、厚い板を重ねたCLTまで。日本の木造は、火事への備えから一度は大きな建物から締め出され、法律の見直しとともに戻ってきた。継手の形、構法の違い、そして安藤忠雄が直島で選んだ木の宿を読む。
ii.
鉄筋コンクリート造
押す力と引く力の分業 ― 鉄筋コンクリートと打放し
コンクリートは押す力に強く、引っぱる力に弱い。鉄はその逆だ。二つを組み合わせた鉄筋コンクリートは、関東大震災のあと日本の都市に広がった。錆から鉄を守る「かぶり厚さ」の理屈、型枠とPコンの跡が語る打放しの肌、そして丘に半分沈む安藤忠雄の美術館を読む。
iii.
超高層
31mの線を越えて ― 超高層とホテル
日本の都市には、長いあいだ「31m」という高さの上限があった。その線が外れ、地震の国で超高層を可能にしたのは「しなって揺れを受け流す」という逆転の発想だった。霞が関ビルから西新宿の摩天楼、そして空の上にロビーを置くホテルまで。高さの歴史を読む。
iv.
数寄屋
格式をほどく建築 ― 数寄屋造の見方
数寄屋造は、茶室の考え方を住まいに持ち込んだ建築だ。角を立てない柱、省かれた長押、決まりにとらわれない床の間。格式の高い書院造と比べると、数寄屋が何を「しない」ことで軽やかさを生んだのかが見えてくる。桂離宮から、近代の数寄屋、そして佳水園まで。








